SIMPLE NOTE NEWS 2月号
7.コストを下げる打ち手も知る
おはようございます。
株式会社山口建築です。
家のコストを最も左右するのは家の面積ですが、
これは、みんなが出来るだけ広くつくりたいと思っている
リビングダイニングキッチン(LDK)とて
決して例外ではありません。
つまり、リビングダイニングキッチンも
広くつくればつくるほど
それに連動して家の価格が高くなるということですね。
となると、
①家の価格が高くなる、か、
家の価格が高くなるのが嫌であれば、
②高くならないようにLDKを削る
③LDKを削るのが嫌なら別の所を削る
の3つのうちのどれかを
選択していただくことになるのですが、
さて、あなたならどの選択をされるでしょうか?
では、具体的に数字を当てはめて
考えていってみましょう。
個人的には、LDKの広さは
16帖がちょうどいいと思っているので、
独断と偏見でこの広さを基準として、
数字を当てはめていってみますね。
(対面式のキッチンに
4〜6人掛けのダイニングテーブル、
そして3人掛けのソファーが
いい感じで収まるのがこの広さです)
✔︎①の選択の場合
例えば、あなたがLDKを
20帖でつくりたいとお考えだとしたら、
4帖家が大きくなるということになります。
となると2坪家が大きくなるのですが、
そうなれば約120万円家の価格が高くなります。
なので、それでもLDKを大きくしたい
とお考えであるとしたら、
かつ、そうすることが
予算的にも全く問題ないのであれば、
そうした方がいいでしょう!
✔︎②の選択の場合
他方、LDKは広くしたいけど、
それに逆行して予算は削らなければいけないとしたら、
LDK以外で削れるところがないか
考えてみて欲しいのですが、
それが難しいとしたら、
余分に広くつくろうとしている
LDKを削らざるを得なくなります。
つまり、20帖ではなく
16帖でつくるということです。
この場合、そうするかしないかを判断する基準は、
LDKに置こうと思っている家具のサイズが
16帖になったとしても問題ないかどうかです。
例えば、L型の大型のソファーを
リビングに置きたいとお考えであれば、
もしかしたら、
ダイニングとリビングの間に
全くゆとりがなくなってしまうかもしれないし、
ソファーを置かないのであれば、
そうしていただいても全く問題はないでしょう。
なので、LDKの広さを決める基準として
どんな家具を置こうと思っているのかと
そのサイズ感を把握してもらっておくと
どうするかの判断がよりつきやすいかと思います。
✔︎③の選択の場合
LDKは広くつくりたい・・
でも予算は上げたくない・・
おそらくこうお考えの方が大多数ではないでしょうか。
ここで大半の時間を過ごす
と言っても過言ではないことから、
出来るだけ開放感のあるLDKにしたいと
思うのが当たり前の感情ですしね。
例えば、
10帖にしようと思っていた寝室を6帖にすれば、
コストを増やすことなく
LDKを広くつくることが出来ます。
あるいは、6帖にしようと思っていた
子ども部屋を4帖半にすれば、
そして子ども部屋が2部屋だとしたら、
わずかなコストアップで
LDKを広くつくることが出来ます。
あるいは、壁面を有効利用して収納をつくれば、
床面積を減らしながらも
よりたくさんのモノが片付けられる
収納にすることが出来るし、
そもそも平屋にすれば、
階段分面積を削ることが出来るし、
廊下をなくすことが出来れば、
部屋も収納も縮めずとも
面積を縮めることが出来ます。
なので、どうしてもLDKを
小さくしたくないという方は、
これらをバランスよく採用することによって、
コスト調整していただければと思います。
✔︎最後に個人的な意見です
僕自身は、LDKは16帖で
ちょうどいいと思っているので、
個人的にオススメなのは、
「LDKも小さくしながらそれ以外の所も削る」
というまた別の選択肢です。
理由は、家にお金を掛け過ぎるよりも
もっと別のことにお金を掛けるべきだ
と思っているからです。
例えば、この選択をすることによって
240万円コストが下がったとしましょう。
となると、ローンの利息も含めると
300万円お金が浮いたことになるのですが、
そうなれば家族で旅行に行く回数が増えるし、
旅行プランもより良いものに出来、
思い出づくりや子供たちに貴重な体験価値を
与えてやることが出来ます。
また、そのお金を老後のための
資産運用に回すことが出来れば、
これからの暮らしの不安を
少しでも和らげることが出来ます。
もちろん、せっかく建てるんだから
妥協したくない気持ちがあるでしょうし、
SNSやインターネットの普及によって
かつてないほど広告にまみれた世界に生きているため、
その誘惑に負けてしまうのもある程度は仕方ないと思います。
ですが、35年という長期間
負債を背負ってしまうのが家づくりでもあるため、
未来とも向き合った上で予算を考えるべきだと思います。
なので、これから家づくりをしようと思っている方も、
今まさに家づくりをしている方も、
コストが上がることばかりじゃなく
コストを下げるための知識も、
同時に身に付けていっていただければと思います。
それでは、、、
この記事を書いたのは・・・
SIMPLE NOTE 長岡京スタジオ(運営会社:株式会社山口建築)
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