SINPLE NOTE NEWS 6月号

14.お母さんの負担が少なくなる工夫

おはようございます。

株式会社山口建築です。

子供たちはやがて出ていくので、

子ども部屋は子どもたちが出て行った後のことまで

考えてつくった方がいいと考えているのですが、

とはいえ、子どもたちは

そこで15年〜20年という長い月日を過ごすので、

もちろんその期間中の使いやすさが

なにより大事なのは言うまでもありません。

子どもたちにとっても、

そして家事の多くを担う奥さんにとっても。

では、家事の多くを担う奥さんにとって

ストレスや手間を軽減するためには、

子ども部屋は実際どのようにつくるのがベターなのでしょうか。

子供部屋を考える際、

最も考慮すべきポイントは「位置」ではないでしょうか。

つまり、一般的に子ども部屋は

「2階」につくるのが当たり前になっていますが、

それが自分たちにとって正解なのかどうかを考えるべきだ

ということですね。

例えば、あなたのお子様がまだ未就学の年齢だとしたら、

きっとお子さんは何をするにも

いつもお母さんの近くでやるのではないでしょうか。

おもちゃを広げて遊ぶにしても

スマホやタブレットでYoutubeを観るにしても、

本を読んだり塗り絵をするにしても、です。

だとしたら、家を建てて部屋をつくってあげたからと言っても

お母さんの姿も見えない、気配も感じられない部屋で

遊ぶことなんてまずありえないと推測出来ますよね。

ゆえ、子ども部屋を2階につくる場合には、

必ずと言っていいほど1階にはリビングとは別に部屋を1つ

つくっておかなくてはいけなくなります。

200万円ほど建築費を加算することによって。

仮にその200万円がしんどいからという理由で

この部屋をつくれないとなると、

こまめに片付けられる人じゃない限りは、

リビングは足の踏み場もないほど

子供たちのものでごった返すことになってしまうだけですからね。

なので、弊社ではその解決策として

子ども部屋を「1階」につくるという

提案をよくさせていただいています。

自分たちの部屋が1階に出来たら

お母さんの姿も見やすくなるし、

気配も常に感じられるため、

自分たちの部屋で遊びやすくなり、

それだけでもリビングの散らかり度は

大きく違ってくるのではないでしょうか。

たとえリビングにおもちゃなどを持ってきても、

部屋が使いやすい近い場所にあるなら

おもちゃなどを自分のお部屋に

片付けてもらいやすくなるからです。

また、子ども部屋を2階につくる理由の一つに、

思春期のプライバシー問題がありますが、

これもその手段をわざわざ2階だけに限定しなくても、

間取りのつくり方一つで

1階でも充分確保することが出来ます。

寝室やリビングダイニングから

それなりの距離をとってあげることによって。

そんなわけで、個人的には

子ども部屋は「1階」にした方が、

将来的な要素よりも子育て期間中、

より使いやすく合理的なんじゃないかな

と思っている次第であります。

実際、うちの娘たちも中学・高校になった現在は

適度に自分の部屋に篭りますが、

かといって、それが2階じゃなくてもよかったんじゃないかと

むしろ子どもたちの方が言っているぐらいですからね。

教科書が入った重たい鞄を持って階段を上り下りするのは

あの若さでも面倒臭いみたいですしね(笑)

というわけなので、世間一般的に

子ども部屋は2階につくるのが定番化していますが、

それが自分にとってもベターなのかを考え、

「1階」という選択肢も検討した上で、

どうするのがよりいいのかを導き出していただけたらと思います。

それでは、、、


この記事を書いたのは・・・

SIMPLE NOTE 長岡京スタジオ(運営会社:株式会社山口建築

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